こんにちは。十日町駅前校・六日町駅前校の長津です。
先日、津南中等教育学校の体育祭に足を運んでみました。中学1年生~高校3年生の6学年で行う体育祭は他の中学や高校とは違った活気がありました。
さて、来月には中学校の中越大会も終わり、早い生徒さんは部活を引退します。いよいよ受験勉強スタートとなるわけですが、受験勉強を始める前にやるべきことを知っていますか?
■受験勉強を始める前にやるべきこと
①
志望校を決める
②
目標点(各教科の得点配分)を決める
③
現状の学力と目標点の差から学習計画を立てる
②、③は学校の先生や塾に相談することも必要かもしれませんが、志望校の決定は生徒さん自身が決めなくてはいけません。志望校なき受験勉強は妥協します。志望校がなければ、ゴールのないマラソンと一緒で持続が難しく、また誰かに決めてもらった志望校は覚悟を持って学習ができないからです。
では、志望校決定は何を重要視しますか?
例年の受講生を見ていると、志望校決定理由は様々です。近年は長岡地区の公立高校や帝京長岡高校・中越高校などの私立高校への進学が増えていることもあり、志望校をなかなか決めきれない生徒さんも多くなっているようです。
■志望校選びの優先項目
・卒業生の進路
・部活動
・学校のカリキュラム(普通科・総合科・専門系)
・入試の難易度
・通学のしやすさ
例年、生徒さんの話を聞いていると、上5つの項目で志望校を決定しています。
今回は、この5つの中でも卒業生の進路で高校を選ぶという観点をご紹介します。なぜかと言うと、とても大事だからです。

上のグラフは国際情報高校、六日町高校、小千谷高校、十日町高校のR4年度卒業生の進路を割合で示しています。卒業生の進路は高校によって大分違いますね。いずれの高校も卒業後に就職ではなく進学を選択している生徒さんがほとんどですが、国際情報高校であれば4年制大学の割合が大きいですし、十日町高校になると専門学校に進学する生徒さんの割合が増えます。
その高校の卒業生の進路で志望校を選ぶというのは、
例えば、
将来、「国公立大学に進学したい」
→国際情報高校か六日町高校に進学したほうがよさそうだ
→進学後の授業についていくためにも、確認テストの目標は350点だ!
という決め方です。
もちろん、そんな先のことはわからないという生徒さんも多くいます。
そんな時は、
「3年後の自分にどんな進路の可能性を残しておくのか?」と考えてみてください。
以前、十日町駅前校に在籍していた生徒さんの進路相談の事例を紹介します。
その生徒さんは、中学3年生夏は十日町市内の高校を志望していました。学力的には市外の大学進学率の高い高校を志望しても問題ない状況でしたし、保護者の方もできれば市外の高校と考えていらっしゃいました。しかし、生徒さん自身が勉強を好きではなく、高校卒業後は専門学校に進学するから、市内の高校でよいということが理由でした。
そこで、彼には「勉強も部活も頑張って、高校生でしかできない経験をたくさんしてみて、残った進路希望が専門学校だったら、専門学校に行けばいい。でも、そうでなくなる場合もあるから、3年後の選択肢がより多い高校を選ぶということも大切だよ」というアドバイスを送りました。最終的に彼は、市外の高校に進学し、国立大学に進学しています。
また、逆に背伸びをした進路選択は進学後に授業についていけずに進路の幅を狭めてしまうというケースもあります。ある生徒さんは、中学生の段階で、大学進学を志望していましたが、当時の学力では、大学進学率の高い高校の授業についていくことは難しい状況でした。そこで、確実に授業についていける普通科高校に進学し、優秀な成績を収め、指定校推薦で大学に進学した生徒さんもいます。こちらの生徒さんの場合、常に学年上位の成績だったことが、3年間の学習意欲の向上・維持につながったこともありました。
高校卒業後の進路で志望校を決める場合は、生徒さんの状況も含めて決定が必要なので、情報が不足している場合は学校や塾などの相談することも大切ですね。特に魚沼地区の高校からの大学進学が年々厳しくなっていますので、高校選びはとても大切です。カテキョーも相談を承りますので、いつでもご連絡ください。
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