高校受験英語 英語長文 解法テクニック KATEKYO燕校
高校受験生の皆さん、こんにちは。KATEKYO学院 燕校、教師の吉田です。新潟県公立高校入試まで約1か月となりました。受験生の皆さんは、追い込みをかけていることと思います。そこで今回は、塾生にはこの時期、指導で教えていることですが、ご覧になっている皆さまにも参考にしていただき、1問でも多く正答してほしいという思いからお伝えします。
それは、タイトルの通り、例年、新潟県公立高校入試の「英語」の問題(対話文問題)には内容一致選択問題が出されます。どの選択が正しいかを見極める解法テクニックを伝授いたします。英語の試験時間は50分間のテストですが、リスニングの10分間程度を除けば、リスニング以外の問題を40分間で解かなければいけないことになります。 少しでも時間短縮になれば他の問題に時間を割くことが可能になりますよ。
ぜひ、参考にして下さい。
1.英語語彙数について
昨年度(令和5年度)の英語入試の総語彙数は1,129語でした。一昨年度(令和4年度)と比べ、昨年度(令和5年度)は132語減少しました(問題文で出てくる英単語のみ抽出)。語彙数はかなり減少した印象ですが、大問2の資料問題が約100語減少し、大問3の「対話文問題」と大問4の「長文問題」の語彙数は変化がありませんでした。
つまり、大問3,4の長文読解問題で約1,000語以上の語彙を訳さなくてはならないことは変わらないということです。そのため、読み解くには時間がかかるため、時間短縮が必要な場合があります。
令和5年度入試 「英語」 大問別 語彙数

2.「内容一致問題」答えを絞るテクニック
英語の問題を解いていく上で内容一致の問題ほど手間がかかる問題はありません。問題文の全体の内容把握をして、5つの選択肢の中から内容が一致するものを選択します。この問題に時間を取られている受験生は多いはずです。初めから選択肢を減らしておけば、本文に一致するかの確認作業が減り、解く時間の短縮に繋がります。
そのテクニックはたった2つだけです。
本文一致の5つの選択肢(ア~オ)を訳してみる。下記の①と②の条件に該当する文は「×」と考える。
① 非常識な内容は「×」。
② 全肯定(allなど)、全否定(noなど)、限定(only)の語があれば「×」の可能性が高い。
①の「非常識な内容」とは、
例えば、選択肢で、
Smiling is good for our body, but it is not good for our mind.
という選択肢が出題されました。
訳は「笑うことは私たちの体にとって良いことだが、心にとって良いことではない」となります。
笑うことが心にとって悪いことなんてことはありえませんね。
つまり、この選択肢からは消去できます。
②の「全肯定、全否定、限定の文」とは、
例えは、選択肢で、
We can give information only by words, voice and expressions on our faces.
という選択肢が出題されました。
[ only ] は「~のみ」という限定を表す語で、訳は「私たちは言葉、声、顔の表情のみによって情報を伝えることができます」となります。
情報を伝えるのに言葉や声、表情のみという事はありません。ジェスチャーや絵など様々な方法がありますから、この選択肢は消去です。
3.まとめ
このように5つの選択肢から一致しない英文を探し、1つでも減らして下さい。問題を解くときにすぐに訳すのではなく、まずは設問を読んでから本文の日本語訳に取り組むことが大切です。
その際に、本文一致問題の選択肢を吟味して、明らかに違うものは「×」をつけておく、違うかも?くらいなら「▲」をつけておき、後から確認することをしていきましょう。
問題に取り組む前に選択肢を減らすことができれば、正答率が上がるのはもちろん、英文と照らし合わせて、選んだ選択肢が正しいかどうかの確認作業が楽になり、解答の時短に繋がります。
≪おまけ≫
本文一致問題は例年「ア~オ」の選択肢なわけですが、過去10年間でどれが一番正答になっていたと思いますか?
平成26年度から令和5年度の10年間で、一番多かったのは『エ』なんです。
正答になった回数は
『ア』は0回
『イ』は2回
『ウ』は3回
『エ』は7回
『オ』は5回 でした。
選択肢の後半に正答が集まっている印象です。
因みに令和5年度の一致問題の正答は「ウ」と「オ」でした。
どうしても、分からんというときには「後半にある選択肢に絞る!」ということにかけてみるのも有?かもしれませんね。
現在、KATEKYO燕校では、公立高校入試直前ということで、完全1対1指導だけでなく、得点に繋がりやすい「理科」に限定した「受験理科少人数指導」や、演習式の「演習型少人数指導」を開講しています。
志望校合格に向け、「受講生、教師一丸」となって取り組んでいるところです。少人数指導の2講座は、2月からでも受講可能です。
公立高校受験までラストスパートです。
一緒に頑張りましょう!
また、来年・再来年、高校受験を控えている中学1年生・2年生の皆さん、「英語」は蓄積の教科です。3年生になってから慌てて英語の勉強をしても、取り戻すにはとても時間がかかる教科の1つです。語彙力・文法理解ができて長文の読解力が生まれます。受験は加えて、速読力も必要になりますから、先を見据えた勉強を行っていきましょう。KATEKYOは丸ッと5教科指導です。ぜひ、お問い合わせ下さい。
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