高校1年生 通知表 大学入試 学校推薦型選抜 KATEKYO加茂 個別指導
こんにちは。KATEKYO学院 加茂駅前校です。高校1年生の皆さん、高校進学おめでとうございます。ご入学から約3週間が経過しました。まだまだ、慣れない学校生活で勉強へ本腰を入れることができてない生徒さんも多いでしょう。
そんな中で、5月中頃にはもう中間考査が控えています。入学後、初の大きなテストです。良い結果となるよう、日々の学習を頑張っていきましょう。
今回はタイトルでお示ししています通り、昨今、学校の成績を利用し、大学合格している生徒さんが増加しています。それにともなって、KATEKYO加茂駅前校へ早い学年からスタートする塾生が増えています。『「総合型選抜(旧AO入試)」や「学校推薦型選抜(旧推薦入試)」という制度を利用し、大学進学を目指したい』という生徒さんです。
このような経緯から、今回は、「学校推薦型選抜」に重きを置いてお伝えいたします。皆さまにも分かりやすくご説明しておりますので、ぜひ、これからの大学進学に向けて、参考にしてください。
下記にお示ししていますが、
この「学校推薦型選抜」は「学校の成績」が大きく関わってきますので、この点についてまずはお伝えします。
前置きとして「大学の入試方式」を知っておく必要があります。
現在の大学入試は大きく分けて3つになります。
① 「学校推薦型選抜」
② 「総合型選抜」
③ 「一般選抜」
①・②について触れます。
①「学校推薦型選抜」
学校推薦型選抜とは、出願の際に出身高校の学校長の推薦が必要となります。また、大学が指定する評定平均などの出願条件を満たしている必要があります。
国公立大学の場合、ほとんどが専願(他大学との併願を認めない)入試です。
私立大学は大学により異なり、併願が可能なケースもあります。
●「公募制」と「指定校制」がある
「公募制」
学校推薦型選抜のうち「公募制」は、出願できる高校に制限がなく、大学が定める出願条件を満たし、高校の学校長の推薦があれば、誰でも受験が可能です。
「指定校制」
一方で、私立大学や一部の公立大学が行う「指定校制」は、大学が指定した特定の高校の生徒さんへ出願資格が与えられます。
一つの高校から推薦できる人数が限られていますので、校内選考が実施されますが、そこで選ばれて出願できれば合格率はかなり高いです。
●選考方法
選考方法は主に「書類審査(調査書、推薦書、志望理由書)、面接、小論文」が主流ですが、加えて「学力検査」を実施する場合もあります。
国公立大学のなかには「学力検査」として「共通テストを課す」ケースもあります。
いずれこの制度は、高校の成績や活動状況、大学の志望理由、学びへの意欲などを含めて、総合的に人物や学力を評価するのが特徴です。出願条件や選考方法は必ず受験要綱を確認していきましょう。
②「総合型選抜」
総合型選抜(旧・AO入試)とは、大学が求める学生像(アドミッション・ポリシー)に合った人物を、面接などを通して選抜する方式です。
学力面だけでなく、高校での活動、個性や適性、意欲などを総合的に人物評価を行うのが特徴です。以前は、私立大学が中心でしたが、近年では国公立大学でも総合型選抜の募集枠が増えてきています。
また、総合型選抜は基本的に専願(他大学との併願を認めない)入試が多いですが、出願条件などを含めて大学によりますから、受験する年度の要項を確認していく必要があります。
学校の成績
「学校推薦型選抜」を利用する場合、受験できる要件の1つに「評定平均が4.0以上」などの条件がある場合が多いです。
評定とは、学期ごとに評価される数値「5段階」です。中学では通知表「5段階」でしたからイメージはできますね。ただし、評価方法で中学と大きく違う点は、学校の定期テストの結果も重要ですが、より生活面での評価「遅刻有無、授業態度、提出物、小テストの結果」が加味されることです。
また、この評定の出し方は高校によって下記に示している通り、明確化されています。
〇評定の算出方法例
0点 ~39点・・・・「1」
40点~49点・・・・「2」
50点~64点・・・・「3」
65点~79点・・・・「4」
80点~100点・・「5」
※評定の算出方法は、高校によって違います。
〇評定平均の求め方
【履修した科目の評定の合計】
÷ 【履修した科目数】
〇評定の例
(4+3+5+4+5+4+5+4+5+4+3+3+3+3)
÷14科目
= 55 ÷ 14
= 3.9
つまり、評定平均値は「3.9」ということになります。
このように、学期末には評定結果が判明しますから、自分でも評定平均を計算することで、現状成績の確認・今後の課題が見えてきます。成績が良かった・悪かったという点だけに捉われず、これからの取り組み方に生かしていきましょう。
〇評定を上げるには
・定期考査で良い結果を出す、というのは中学生と何ら変わりはありませんが、授業に対する意欲・態度・課題等の提出物・小テストの結果なども加点の条件が高校では色濃くなるのが特長と言えます。考査の素点結果より加算される得点が10点も上乗せするケースもありますよ。
・5教科以外の教科も重要で、「保健体育、美術、書道、音楽」など、副教科も評定に入ります。もし、主要教科で評定が低いものがあっても、副教科で結果を示せば、評定平均のアップに繋がります。
入試方式による入学者の割合
先に示した3つの入試制度「学校推薦型選抜・総合型選抜・一般選抜」のうち、受験生はどの制度を利用し入学しているかというと、
私立大学の場合、
2019年以前は一般選抜を利用して入学した受験生が多かったのですが、2020年以降変化が出てきました。
「総合型(旧AO)・学校推薦型選抜(旧推薦)」を利用して入学した受験生の割合が「一般選抜」の割合を徐々に超えていることです。
また、2023年度では「一般選抜」からの入学者は約40%でした。一方、「総合型選抜」「学校推薦型選抜」での入学者は約49%となりました。実に、受験生の2人に1人が総合型選抜や学校推薦型選抜で合格しています。
つまり、より合格率が高い「学校推薦型選抜」の受験基準である「評定平均」が重要になってくるのです。
「新潟大学(国立)」
「新潟県立大学(公立)」の
学校推薦型選抜を例にとってみます。
令和6年度
学校推薦型選抜の募集人員と要件(評定平均)
私立大ほど、学校推薦型選抜の募集人数の割合は少ないですが、「国公立大へ進学したい」という生徒さんが未だに多いのが現実です。どういった入試制度利用で合格するか、「高校1年生だからまだ大丈夫」ではなく、一般選抜以外での入試制度が拡充していることを意識してほしいところです。
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