こんにちは。マンツーマン指導のKATEKYO学院燕校です。

新潟県公立高校入試まであと4か月程度となりましたね。学校では「確認テスト」が毎月実施されています。また、模試会のホームページなどからもお申込みは可能ですが、「新潟県統一模試」という業者模試などを受けることも自分を試す1つのテストです。テストに望んだら、必ず次の日までには復習をしましょう。
さて、今回は、前年の新潟県公立高校入試「理科」の出題内容とこれから出来る勉強についてお伝えします。参考にしてください。

2021年度(前年度)
新潟県公立高校入試 理科
大問【1】融合問題
物理分野以外の化学・生物・地学から出題されました。小問数は6問でしたが、各問いは基礎知識が習得されていれば問題なく解けた内容ばかりでした。
大問【2】生物分野 遺伝の内容
小問(4)以外は、知識問題と言える内容でした。令和5年度入試でも出題されるとは言えませんが、遺伝の分野は必ず抑えておきたい単元です。
大問【3】物理分野 浮力の内容
今回の浮力に限らず力の分野は、比較的苦手な生徒さんが多い傾向にあります。目にした瞬間に『無理。難しそう』と、思った生徒さんも少なくないと予想しています。
大問【4】地学分野 湿度の内容
よく出題されるのが、【飽和水蒸気量曲線図】。この表の見方や考え方を習得していた生徒さんは、それほど難しい内容ではなかったと思います。(3)の問題内容を把握することが出来ないと次のステップに進めません。つまり、問題の①や②が解けないということに繋がります。この図の見方が理解できなかった生徒さんは、難易度は高かったのではないかと感じます。
大問【5】生物分野 脊椎動物とその進化の内容
全体的には、それほど難しい出題はされていませんでした。ライオンとシマウマの目が付いている位置の理由問題は正解したいところです。生物の進化には必ず理由があります。興味を持って取り組んでほしい単元です。
大問【6】地学分野 月の見え方

月の見え方の出題は、かなり過去にも出題されている内容です。この単元が苦手な生徒さんは難しかったでしょう。方角を考える際、どうしても平面で捉えがちです。空間認識ができている生徒さんにはそれほど難しい内容ではなかったはずです。
大問【7】物理分野 電気の内容

毎年出題されている「電気単元」。今年度も出題されました。難易度は低い内容でした。アンペア(A)、ミリアンペア(mA)の単位を間違わなければ全問正解した生徒さんも多い出題内容だったと思われます。
大問【8】化学分野 水とエタノールの実験問題
水とエタノールの沸点の違いを理解できている生徒さんは比較的獲りやすい内容だったと感じます。ひねった問題が無かったことから全問正解した生徒さんも多と感じます。
総 評
・例年より、少し問題数が多くなりました。例年は35問前後、今回は41問でした。
・計算問題が例年より出題が多かった年度でした。ただし、複雑に計算するような内容ではなかったため、難易度は低い内容でした。
・全体的には難しい内容が少なかったように感じます。学校の定期試験レベルでの出題傾向が多く出題されていました。
令和5年度(2023年度)入試に向けて
生徒さんの傾向として、苦手と感じる単元やそうでない単元があるものです。特に計算問題が出題されやすい「化学」や「物理」分野で苦手という生徒さんが少なくありません。過去の分析からも言えることですが、「生物」や「地学」の分野の正答率は「化学」や「物理」に比べて高い傾向にあります。暗記科目と言われている理科ですが、今後は、今年度のように計算問題が多く出題されていく流れになると予想されます。数学の関数や二次方程式などの計算と違い、比の計算で解ける問題が多い傾向にあります。加えて、図表の見方とセットで出題されがちです。
「理科の計算が苦手」というよりも、「計算に至るプロセスが苦手」なだけな生徒さんが非常に多いです。ただし、このプロセス理解をするには、「自力ではなかなか難しいケースが多い」ように感じます。
・書いて覚える
・ことばで発して覚える
・運動しながら覚える
五感をフル活用して取り組むのも効果的な勉強です。理科は伸びやすい教科の1つですから、勉強のやり方さえ会得できれば繰り返し実行していくだけです。
勉強に困っているようでしたら、KATEKYOのプロ教師から「勉強のやり方」も教わりながら志望校合格を勝ち取りましょう。
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