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【KATEKYO新潟】令和5年度 新潟県公立高校入試 速報(理科)

今年も出題 電流単元!!

速報!


【出題傾向】
・大問数・・・8題
 1分野(物理・化学)より各2題
 2分野(生物)より2題
 2分野(地学)より1題
 小問集合(分野融合)より1題
          計8題の出題

・小問数・・・41問
 例年より若干問題数アップ。

・理由や説明を問う記述問題・・・4問

・計算問題・・・4問
 例年と出題数は変化なし

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具体的には

大問【1】小問集合
 血液や惑星など、各分野より出題されました。小問数は6問でした。それぞれの問題自体の難易度は高いものではありませんが、しっかりと知識として押さえられているかが問われました。突出すべきは、小問(3)において火力発電(エネルギーの変換)の問題が出題されました。過去に発電の問題を取り上げたという記憶は過去10年間以上なかったため、驚いた受験生もいたことでしょう。

小問(4)
 水温が20℃で100gの水に溶ける硝酸カリウムは32gだと言っています。では、水温20℃で300gの水に溶ける硝酸カリウムは何gですか?
水が3倍になっていますから、溶ける質量も3倍となりますね。つまり、32gの3倍で96g、硝酸カリウムが溶けると言えます。この点が、理解できた生徒さんは難なくクリアしたでしょう。

小問(6)
 天気の問題で、「湿度・気温・気圧」のグラフ問題。この日は天気図にあるように1日を通してほぼ晴れ(記号:〇)でした。晴れた日の6月20日ですから、気温は徐々に上昇していき、午後2:00ないしは午後3:00ころが一番気温が高いと言えます。図からそういった動きをしているのは、「c」ですね。着目すべきだったポイントはまず、「気温」のグラフを探すことでした。すると消去法で「エもしくはカ」となります。
また、気温が高くなると湿度(しめり具合)は徐々に低くなるはずです。また、1日の天気が晴れですから、気圧の変化はそれほど上下しないはずですね。

大問2【2分野ー細胞分裂】
 よく出題されるタマネギの根を使った問題でした。細胞の成長の仕方、顕微鏡の観察の仕方(操作方法)など出題されましたが、この問題自体はそれほど難しいことは無かったと感じます。

大問3【1分野ー化学反応】
 発熱反応の実験問題でした。質量パーセント濃度の計算が1問出題されましたが、溶質の「食塩」をXgと置き換えて考えられたかということ、質量パーセント濃度の計算式を覚えていたかどうかという、この二点が分かれば、それほど難しいことは無かったと思います。全体の内容も知識があれば解けたはずです。

大問4【2分野ー太陽の動き】
 太陽の動きを透明半球を使って調べたという観察問題でした。中学によっては、実際に同じような観察を行ったと思います。この問題の設問の活字の多さに嫌気がさす生徒さんもいたのかもしれませんね。まず、この図をみたときに着目すべきポイントですが、太陽の動きの「P点」と厚紙の位置から、厚紙のAは「南」であることに気づくことが必要でした。小問の(5)は1時間おきの長さが2㎝であること、そして点Pは「南中した点」であることに気が付けば正解できていたでしょう。ただし、問題文の理解がなされていない生徒さんには難しい問題だったはずです。小問(6)も緯度とは何? 経度とは何? という理解ができていれば正解に至った生徒さんもいたことでしょう。全体を通すと難易度は高かった出題と言えます。

大問5【1分野ー光】
 光と像の問題でした。今回は「鏡」を使ったものでした。実像の問題(光源と凸レンズ、スクリーンを使ったもの)が一般的なのかもしれませんが、今回はかなりの難問だったはずです。鏡を使った像(虚像)に対する理屈をどこまで理解できているかがポイントでしたが、小問(3)や(4)の正答率はかなり低くなると予想されます。

大問6【1分野ー電池】
 電池の仕組み実験の出題でした。複雑そうに見える実験だったかと思います。学校では「ダニエル電池」という授業を行ったはずです。また、イオン化傾向(金属によってイオンになりやすいものとそうでないものがある)について学びましたが、小問(2)の選択問題はイオン化傾向の理解ができている生徒さんは難しくはなかったと言えます。イオン化傾向の覚え方は「語呂合わせ」で覚えることもできます。小問(2)や(3)の問題は差がつきやすい出題だったと考えられます。

大問7【2分野ー光合成】
 設問内容において、説明や理由など、記述させる問題が2問ありました。それぞれ少し難易度が高い出題内容だったように感じます。光合成には「光」が必要であることや、「葉緑体」という色素も必要など、よく出題されやすい対照実験の問題でした。

大問8【1分野ー電流】
 電流の実験、昨年も一昨年も毎年出題されている単元です。熱量を絡めた問題でしたが、難易度はそれほど高い内容ではありませんでした。小問(1)で何A(アンペア)か、という出題がありましたが、設問内容冒頭に電気抵抗2Ωと書いてあったことが理解できていたら非常に易しい内容でした。

 令和5年度入試の理科は
出題された大問によって大きく差が出る内容になっています。普段、理科が得意だ、という生徒さんでも考えさせられる出題も多かったように感じます。


【これからの受験対策】へ

 ここ数年の傾向をみていると、知識理解で正答へ導ける出題も多い反面、
「あまり学校では詳しく取りあげない内容」での出題もあり、「できる・できない」の差がハッキリしてしまう傾向にあると感じています。今年の「数学」や「英語」はどの生徒さんも難しかった、という感想です。「理科」も出題内容によっては、ときに掘り下げた勉強が必要になっていくと予想できます。学校の教科書レベルはもちろん大切ですが、「理科」で70点以上獲得するには、教科書以外の初見問題をたくさんこなしていく必要があります。「英語」や「数学」のように長期スパンで取り組まなくても良い「理科」と言い続けてきましたが、基礎レベルの学習と発展的な掘り下げた学習が求められる傾向が高まっていると感じますから、早め早めの受験対策を行っていきましょう。

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