新発田駅前の本町に位置する完全個別指導塾のKATEKYO学院 新発田駅前校です。
高校生のみなさん、こんにちは。新発田駅前校の教師Kです。
KATEKYOでは、定期的にKATE研を行っています。
KATE研とは、家庭教師研究会の略で、教師間での勉強会のことです。
毎年春を中心に行っており、教師のスキルアップと、生徒さんやご家庭へのサービス向上を目的としています。
一部ではありますが、その中から2024年の共通テスト英語・数学・国語の問題の分析内容をお伝えしたいと思います。
共通テストは2024年で4回目となり、問題の方向性が安定してきたように感じます。
ところが2025年は、新課程の影響で変更点があります。
現高3生はもちろん、今後受験を控える皆さんのために、2025年共通テストの変更点と問題の傾向と対策をシェアしたいと思います。
少々長くなりますので教科別にpart①~③に分けました。
まずはpart①の英語からお伝えします。
英語リーディング(平均点51.54)
2025年の変更点はありませんが、英文の量が年々増加しており、難化傾向にあります。
センター試験は4000語程度でしたが、共通テストでは3年連続で6000語を超えています。
文章自体はそこまで難しくはありませんが、ボリュームがあり設問と本文の照合作業に時間が取られます。
読解が苦手な生徒さんは精読から始め、音読と反復練習で速読力を身につけましょう。
制限時間内に解き切れない生徒さんが多いと思いますので、時間のかかる問題は取捨選択の勇気も必要になってきます。
(配点は全て2点か3点です。)
また、選択肢では本文の言い換え表現が多くみられます。
言い換え表現を用いた問題は英検でもよく見られるので、高2生までは積極的に英検を受験することをお勧めします。
(英検リーディングは共通テストよりもシンプルな問題構成です。)
高3生は共通テストの過去問や類似問題演習でトレーニングを積む中で、自分なりの精度とスピードのベストバランスを見い出しましょう。
英語リスニング(平均点67.24)
2025年の変更点はありません。
年々易化傾向にあるように感じますが、今年はかなり易しかったため、2025年はある程度の難化が予想されます。
リスニングは配点が高くない大学も多いので、受験生になる前から英検学習等で経験を積んでおき、受験期の負担を減らしておきたいところです。
対策としては、単語や表現知識に加え、音声変化の知識を身につけつつリスニングスクリプトや教科書の音声をまねて音読をすると効果的です。
もちろん過去問をこなし、問題に慣れることも重要です。
設問を先読みしてテンポよく解いていけるようになると、かなりの高得点が見込めます。