新潟市西区 KATEKYO新潟小針 定期考査 大学受験 個別指導
こんにちは、JR小針駅そばに構える完全個別指導塾のKATEKYO学院新潟小針校・教師の西方です。市内のほとんどの高校では中間考査が終わり、ゆっくり過ごしている生徒さんも多いかと思います。でも、油断はできませんよ。あと1ヶ月ほどで期末考査がスタートします。
今回は、テスト対策で後回しになりがちな【古文】の勉強についてお話したいと思います。
みなさんは、今年の大河ドラマ「光る君へ」を見ていますか?
紫式部と藤原道長を中心にした平安びと達の愛憎を描いていて興味深いドラマですが、実は高校の古典の教科書に載っている話や人物がこれまでにいくつか登場しています。
例えば「藤原道長と伊周の弓くらべ」や「花山院の出家」が映像化されていたり、「蜻蛉日記」の藤原道綱母が登場したりしています。
そこで今回は、教科書頻出の枕草子から「香炉峰の雪」をとりあげたいと思います。
雪のいと高う降りたるを、例ならず御格子参りて、炭櫃に火おこして、物語などして、集まり候ふに、「少納言よ、香炉峰の雪、いかなにらむ」と仰せらるれば、御格子上げさせて、御簾を高く上げたれば、笑はせ給ふ。「枕草子:香炉峰の雪より」
現代語訳「雪がたいそう高く降り積もっているのに、いつもと違って御格子をお閉め申し上げて、火鉢に火をおこして、皆で話などをしてお伝え申し上げていると、(中宮定子が)「少納言よ、香炉峰の雪はどうであろうか。」とおっしゃられて、(私は人に命じて)御格子を上げさせて、御簾を高く上げたところ(中宮様は)お笑いになりました。」
ドラマの中では清少納言がどや顔(?)で御簾を上げていたシーンが印象的でしたが、
①御格子参りて
「参る」は謙譲語で「~して差し上げる」の意味ですが、御格子をどうして差し上げるのでしょう。謙譲語「参る」は、身分の高い人に対して何かの動作をする際の謙譲語です。よって、目的語によって様々な意味に解釈されます。
格子というのは現代の網戸のようなもので、昼間は開けておきますが、ここでは、雪がたくさん降ったので「例ならず」=いつもとは違って「御格子をお閉め申し上げて」という現代語訳になります。
②仰せらるれば
③笑はせ給う
この文章には主語が書かれていませんが、筆者の清少納言が「仰せらるれば」や「笑はせ給う」といった、いわゆる「二重敬語」(最高敬語)を使っていることから、主語は中宮定子であることがわかります。「二重敬語」は基本的に天皇・皇后(中宮)・皇族にしか使いませんので、清少納言のお仕えする中宮定子が主語だとはっきりとわかるのです。
ちなみに、②の現代語訳は「おっしゃられて」、③は「お笑いになる」となります。
とかく古文は主語の省略が多く、「傍線部の主語は誰か」という問題がよく出題されますが、尊敬語・謙譲語・丁寧語をしっかりと追っていくことで、答えにたどり着けることが多いので、ぜひ敬語を意識して読むようにしましょう。
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