こんにちは。KATEKYO学院燕校です。10月に入り、中学3年生はいよいよ高校受験を意識した学習が本格化する時期になりました。
「今の自分の得点は、志望校を目指している受験生の中でどのくらいの位置なのだろう?」
「次の模試までに、どの教科を重点的に勉強すればいいのだろう?」
そんな疑問を持っている中3生や保護者の方も多いのではないでしょうか。
今回は、新潟県統一模試・第4回の結果から、主な高校の第1志望者における5教科総合点の度数分布を見ていきます。
平均点だけを見るのではなく、「実際にどの得点帯に受験生が集まっているのか」に注目してみましょう。
本記事のグラフは、新潟県統一模試第4回における各高校の第1志望者の5教科総合点をもとにしたものです。
ここで示されている得点分布は、模試を受験した志望者の分布を示すものであり、合格最低点や合格可能性を示すものではありません。
平均点だけでは分からない「得点分布」に注目
高校別の模試データを見るとき、平均点は分かりやすい指標の一つです。
しかし、平均点だけでは、「受験生がどの得点帯に集中しているのか」までは分かりません。
例えば同じ平均点でも、受験生の得点がある範囲に集中している高校と、幅広い得点帯に分布している高校では、見えてくる状況が異なります。
そこで今回は、高校ごとの5教科総合点を度数分布のグラフにしました。
まずは志望校ごとのグラフを見ながら、自分の現在の得点がどのあたりに位置しているのかを確認してみましょう。
三条高校(普通科)の5教科得点分布
三条高校普通科の第1志望者は152名。今回の分布では、300点台前半から中盤にかけて比較的多くの受験生が集まっています。
一方で、200点台から400点台まで幅広い得点帯に第1志望者がいることも分かります。
三条高校を志望する受験生の得点は一つの点数に集中しているわけではありません。現在の得点だけで判断するのではなく、ここからどこまで得点を伸ばせるかを見ることが大切です。
三条高校(理数科)の5教科得点分布
三条高校理数科は今回の第1志望者が9名と少ないため、普通科と比べて分布の変化が大きく見える点には注意が必要です。
今回のデータでは300点台以上の志望者が中心となっています。
志望者数が少ないため、このグラフだけから全体的な傾向を判断するのではなく、今後の模試結果や学校での成績などと合わせて確認することが大切です。
三条東高校の5教科得点分布
三条東高校の第1志望者は88名。今回の分布では、200点台前半から後半にかけて比較的多くの志望者が集まっています。
200点台の中でも得点には幅があります。
同じ高校を志望していても現在地は一人ひとり違います。「あと何点取ればいいか」だけではなく、どの教科で何点伸ばせるかを見ることがポイントです。
新津高校の5教科得点分布
新津高校の第1志望者は85名。今回の分布では、200点台前半を中心に幅広い得点帯に志望者が分布しています。
特定の得点だけを境目として考えるのではなく、自分の得点から次の目標点までをどのように伸ばしていくかを考え、9月以降の学習につなげていきましょう。
加茂高校の5教科得点分布
加茂高校の第1志望者は82名。今回の分布では、180点前後の得点帯に比較的多くの志望者が集まっています。
一方で、100点台から200点台まで幅広く分布しています。
今の得点が志望者の中心付近であっても、受験勉強はここからが本番です。基礎事項の取りこぼしを減らし、次の模試までに得点を積み上げていくことを意識しましょう。
巻高校の5教科得点分布
巻高校の第1志望者は124名。今回の分布では、250~270点前後の得点帯に比較的多くの志望者が集まっています。
こちらも得点帯には幅があります。自分が現在どこにいるかを確認したうえで、次回の模試までにどの程度の得点アップを目指すのか、具体的な目標を設定していきましょう。
グラフから分かることは「合格ライン」ではなく「現在地」
ここまで6つの高校の得点分布を見てきました。
ここで注意したいのは、「この高校なら○○点あれば合格できる」という見方をしないことです。
今回のグラフは、あくまでも第4回新潟県統一模試を受験した第1志望者が、どの得点帯に分布していたのかを示したものです。
入試では、内申点、入試本番の得点、倍率、年度ごとの状況など、さまざまな要素が関係します。
そのため、このグラフを「合格ライン」として見るのではなく、次の2つを考えるための材料として活用することをおすすめします。
まず確認したい2つのこと
- 今の自分は、志望校を目指している受験生のどの得点帯にいるのか?
- 次の模試までに、どこまで得点を伸ばすのか?
9月からの受験勉強で大切なのは「あと何点」から逆算すること
9月以降の受験勉強では、ただ「もっと勉強しよう」と考えるだけでは、なかなか具体的な行動につながりません。
大切なのは、現在の得点から、次の目標点までの差を具体的にすることです。
1 まずは5教科全体を見る
例えば、5教科総合点が230点だったとします。
ここで「あと20点、30点上げよう」と考えるだけではなく、教科ごとに目標を分けて考えてみましょう。
- 英語を+8点
- 数学を+5点
- 国語を+3点
- 理科を+7点
- 社会を+7点
このように具体化すると、勉強すべき内容が見えてきます。
2 模試の答案から「失点の原因」を確認する
模試の結果を見るときは、点数だけでなく、間違えた問題を確認することが大切です。
- 知識がなくて解けなかった問題
- 解き方は分かっていたのに間違えた問題
- 時間が足りなくて解けなかった問題
- ケアレスミスで失点した問題
失点の原因によって、これから取り組むべき勉強は変わります。
3 「あと少しで取れる点」を探す
苦手教科を克服することはもちろん大切ですが、短期間で得点を伸ばす場合には、あと少しで得点につながる分野を見つけることも重要です。
例えば、社会の基本事項、理科の重要語句、英単語・英文法、数学の計算問題など、これまで学習してきた内容の中にも、取りこぼしている得点があるかもしれません。
第4回統一模試を「次の模試」につなげる
模試は、結果が返ってきた時点で終わりではありません。
「何点だったか」よりも、「なぜその点数だったのか」を分析することが、次の得点につながります。
次回の模試までに決めておきたいこと
- 現在の5教科総合点を確認する
- 志望校の得点分布を確認する
- 自分の現在地を把握する
- 教科ごとの失点原因を分析する
- 次回模試の目標点を決める
- 目標点から逆算して学習計画を立てる
9月は、まだ本番まで時間があります。
だからこそ、今の結果を見て一喜一憂するだけではなく、「ここから何をするか」を考えることが大切です。
「自分の場合、どこから勉強すればいい?」という方へ
模試の結果を見ても、
- 志望校に対して今の得点でどこを目指せばいいのか分からない
- 5教科のうち、どの教科を優先すべきか分からない
- 苦手教科をどう勉強すればいいか分からない
- 次の模試までの学習計画を立てられない
ということもあるでしょう。
受験勉強では、同じ230点でも、生徒によって必要な学習は異なります。
大切なのは、現在の得点だけを見るのではなく、「どこで失点しているのか」「どこを伸ばせるのか」を確認することです。
KATEKYOでは、生徒一人ひとりの模試結果や答案を確認しながら、現在の学習状況に合わせた学習方法を考えていきます。
※本記事の度数分布は、新潟県統一模試第4回のデータをもとに作成しています。
※グラフは各高校の第1志望者における5教科総合点の分布を示したものであり、合格最低点や合格可能性を示すものではありません。
※模試の結果は、今後の学習方針を考えるための一つの資料としてご活用ください。
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