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JR新津駅から徒歩4分、新潟市秋葉区にあります1対1完全個別指導塾、KATEKYO学院新津駅前校の教師の新田見です。
3月に実施された、新潟県公立高校入試の『社会』について振り返ります。
まずは概要からです。
大問数6(前年比±0)、小問数32(前年比-4)、文章記述問題が2題減少しました。語句記述問題も減少して、記号選択問題が増加しています。ここ数年低調だった公民の問題でも正答率が上がり、全体としては取り組みやすくなったと思います。
次に各大問についてです。
大問1は世界地理が5問、前年比±0題でした。例年通り地図や統計を読み取る問題、統計ではチェコ、ケニアが新しく出題されました。輸出額の大小と産業の地域的特性、残りの国との比較ができれば確実に解ける問題です。
大問2は日本地理が5問、前年比-1題でした。地図、気候と海流、産業統計、地形図の問題で、記号選択だけとなりました。地域は西日本の九州、中国・四国、近畿が久しぶりに出題されています。地形図の問題は定番化した感じはあるが、学習が手薄になりがちなので、解き慣れはしておきたいところです。
大問3は歴史の原始~江戸時代(幕末より前まで)が5問、前年比-1題でした。久しぶりに古代ギリシャが登場しました。中学校の世界史の学習は量が少ないので、苦戦した生徒さんも多かったのではないでしょうか。今回のように、歴史遺産や文化から各時代に結び付けていく出題形式は多く見られます。時代を追うタテのつながりだけでなく、政治や社会、文化、外交といったヨコのつながりも覚えていく必要があります。
大問4は歴史の江戸時代(幕末~現代まで)が5問、前年比-1題でした。ここも記号選択問題のみでした。年表ではなく、写真などの資料からの出題で、関係図の問題や出来事の整序問題もなくなり、一問一答的な問題が多くなりました。近現代史は流れが目まぐるしく覚えづらいですが、外国の動きと関連づけて理解し得点につなげたいところです。
大問5は公民の政治、経済、国際関係が9問、前年比-1題でした。テーマ学習からの出題形式は定番化ですが、この大問は小問数が特に多くなっています。文章記述問題も2題出題されています。資料や文章がとにかく多く、読解力が要求されます。公民は中3後半の学習になるため、理解が薄くなりがちです。ここで得点差がつきやすいとも考えられますので要注意です。
大問6は公民の社会問題が3問、前年比±0題でした。社会問題に関する資料読解問題もここ数年で定番化しています。今年は昨年よりも平易な内容でした。複数資料がありますが、丁寧に読み取れば確実に得点できるところです。
それでは次にポイントになります。
①今年は記号選択問題が多くなりましたが、多くの資料や文章を読み取って正答を導き出すことに変わりはありません。日頃の学習から、資料や文章に多く接して、ただ問題の答えを出すだけではなく、正答に至るまでの因果関係も理解しながら解く姿勢が大切です。
②公民の学習は特に駆け足になりやすく、そのため例年正答率が低くなりやすいです。逆に言えば、ここで確実に得点をすると高得点も期待出来ますし、他の生徒さんに差がつけらえるとも考えられます。地理と歴史での実力教科はもちろんのことですが、公民の学習も早めにかつ着実に進めておきましょう。
暗記が苦手だから社会が嫌いという生徒さんもいますが、社会は暗記だけではなく得点をあげるためのコツもあります。一緒に勉強を頑張りませんか!
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